変わっていく(前進すること)ことが求められる場面が多い今日この頃。
変わっていくことが評価の対象になる、自分自身を変えるとか、新しい知識を身につけるとか、メニューを変えるとか、より良いものを目指すとか。
「現状維持でいい」と考えていると、現状維持どころか低下(後退)していくとも言われます。大切なことかもしれませんが、常に努力し変化しつづけなければいけないと思うと焦る気持ちにもなります。
自然治癒力という言葉があります。自分自身の力で回復させる、という意味ももちろんありますが、「変化に対応していける力」もその一つと言われています。
環境の変化、住む場所でも食事でも、学生から社会人になったとか、季節の移り変わりなども含めて生きていると様々な変化がありますが、あらゆる変化が身心に影響を与えます。自然治癒力が備わっていれば、そのような変化で身心のバランスが崩れても自分の力できちんと戻っていけるという考え方です。
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自然治癒力を高めよう、免疫力をつけよう、魅力的な言葉です。そして大切なことだとも思っています。ですがそれは元気な時の話。
子どもの休校が3カ月も続き、平日昼間に道路でみかけるよその子どもたちを見て、そういえば本当なら学校へいってる日なんだよなあ~とふと普通じゃないことを感じる。
新型コロナウイルスの自粛世界による心の変化と影響を時々感じます。
そんな心の揺れがあると、無意識のうちに安心できる物事を求めているようです。
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3年前までは見る習慣がありませんでした。
それまでにもテレビで偶然映し出されることはありましたが、ギャグの面白さがわからない。小さい子には面白いのかなあという感じ。
それが今では、ほっと一息つきたいときに見る番組になりました。
3~4年前に子どもに見せたら、息ができないくらい笑って喜んだので、それ以降録画して時々みるようになりました。
私が好きなのは、キャメラマンの須知井留シャタオ、あき、ギターの松浦さん。
何度も見ているギャグ、よくある話の展開。テレビだと旅館や借金取りが多いかな。お約束なやり取りを見て笑います。
初めて見るキャラクターやネタも面白くて大笑いする事もあるけど、それを期待して見ているわけではありません。お約束な流れとギャグがあることで、安心して見て笑っていられる、それがほっと一息の理由です。
ストーリーは毎回違うから、同じギャグでもマンネリにはなりきらない。
あの世界が変わらず続いていることが嬉しくて安心できるのです。
何でも貸します○○産興!
そう思っていたら、前回は座長さんがリモート出演(?)で、昔の思い出の回を紹介し放送していました。10年前の舞台をやっていて、それはそれで現在の出演者さんの若かりし頃を観れて面白かったけど、ちょっと寂しい。
でも10年前の舞台をみたことで、今の舞台と少し違うことも分かりました。新喜劇も変化してるんですね。
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人って、古いものやずっと同じものには飽きて、新しい物事に目が行きがちな気がしていました。
変化と新鮮さに溢れた世界の中で、不変なものを必要とするときもあります。
特に自分ではどうにもならない外側からの変化にさらされているとき、それによって不安になっているとき、何も変わらずに存在し続けているものから安心感を得ているだなあと。
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今まで通りとか、昔と変わらない、って癒される・・と10年前からあまり風貌が変わらないMr.オクレさんをみてしみじみ思いました。
「あほ~」
昔ながらの風景