中2、小5の娘がピアノを習っています。
2人とも年長さんから始めたので、 もう9年と6年。
それなりに上達していると思います。
上の子は弾く曲の作曲家についてや曲が生まれた時代背景を知る楽しさ、様々な曲を聴くこと、さらには指揮者や演奏者によって同じ曲でも様々違うことなどに興味を持ち始めました。
自分から調べる様子をみていて「偉いもんだなー」と思ってたんですが、夫ももともと興味があるほうなので図書館で↓↓の本を借りてきていました。
2冊とも面白くて。
上の本は、筆者の松本兄弟がクラシックが『わかる』ようになる様子、交響曲やオペラにまつわる話、曲の紹介が親しみがありすぎるほどの表現で書かれています。クラシックを嗜む人の気持ちがわかったかも。コンサートでクラシックを何時間も聞いて飽きないの?とか思ってたんですが、こんな気持ちや感情になりながら聞いているんですね。私も『わかる』ようになってみたいと思いました。
下の本は、作曲者の人生の紹介があって特に魅かれました。
もともと歴史は好きで、細かく言うと「その人の人生」を知ることが好きなんです。歴史上の人物、その時代を生き抜いた女性とかの本をよく読んでいたのですが、そういえば音楽家系についてはあまり読んだことがありません。
その人の人生を知って、どんな状況でその曲が作られたのか、それを知るとどんな曲なのかなという興味も湧きますね。
基本無音が好きなので一人の時は聞きませんが、これからは家族でいる時は嫌がらずに興味をもって聞けそうです。今まではCDうるさい、と言ってました。
-------------------------------------------------
意外だったのは『お母さんも興味持った?』と喜んでくれたこと。
私は今までレッスンの送迎や楽譜を用意することや、コンクールに関係することなど《環境》を整えることについてはやってきました。「弾くから聞いてて」とか言われたら聞いて感想を言うとか。
でも曲に対する理解はほとんどしていませんでした。バロック、古典、ロマン、近現代と分かれていたりその時代の作曲家や特徴とか何にも。理解をしようともしていませんでした。
技術に関しては先生にお任せ!先生の教えて下さることを素直に聞いてね、とだけ。もちろん技術に関して私は口を出せないですが、子どもが弾いている曲に興味を持ち一緒に話せるというのはこんなにも楽しいことなんだなと。
子どもにとっても、毎回「これ誰の曲?」「バッハ?ロマン?バロックとかロマンって何?」とか意味のわからない会話を何度も(覚える気が無いから同じ会話を何回もしてた)するより、ピントの合った疑問や会話ができるほうが嬉しいですよね。今気づきました。
遅くなったけど気付けて良かった。
これからは一緒に楽しもうと思います。