『人間関係をつくるコミュニケーション力~新聞から学ぶ国語力』
という斎藤孝先生の講演会に行ってきました。
うわさに聞くとパワフルに話し続けられ、笑いが絶えない講演会だということ。楽しみにしていました。
今までに本も何冊か購入しており、テレビよりも本で好きになりました。
また購入しました。楽しみ。
↑溢れでる『頭が良くなりたい願望 頭が良いと思われたい願望』
これまでの本の中で一番印象に残っている部分は
『つまらない話を聞かせるのは犯罪だ』
ちょっと違ってたらすみません。
公民館講座などで1~2時間お話しさせていただく機会もあり、人前で話すことには慣れてきた、と小さな自信を持ち始めていた自分が衝撃を受けた言葉です。今まで犯罪を犯していたのかもしれない、と。
「慣れている」と「上手い」のは同じではないと常に意識して内容を考え臨むようになりました。犯罪は犯したくない。でも難しい。
最初は女性らしい?やさしめな口調で登場されました。ステージの中央に立派な演台が用意されているのに、一度もそこにとどまる事はなく、ステージの前方をずっと動き回って身振り手振り、足も全身を使って話し続けていました。
こちらも一言も漏らすまいと、漏らしたら損しちゃう、という気持ちで楽しく聞いていました。私も周りの方も皆笑ってました。700名!
コミュニケーション力に関係して知性、笑い、驚き、雑談力、従来とこれからの教育、思考、判断、表現などに話は及びました。
1時間半のうち1時間15分は資料も使わない。ずっと話だけで長い時間多くの人をひきつけるという空間にいられたことも貴重な経験です。
忘却曲線のお話もされていました。実際その通り以上に忘れる自信があります。そのため勉強会などでは忘れることを前提でメモを多くとるようにしています。
メモを見返していてたくさん気付いたことがありますが、その一つ。メモをとった部分それぞれの時の斎藤先生の様子が頭に浮かんでくるのです。
身振り手振りもだし、どんな例えがあってその言葉になったのか。例えまでメモを取っていないけど忘れっぽい私でも頭にしっかりと残っています。印象に残る伝え方をされていたんですね。例えがユニークだったり身近に思う事だったりだからかな。
そのため私の頭の中、今回の講演内容は忘却曲線を裏切る記憶の残高になっています。(もちろん多いほうね。)
「意味もなく上機嫌」という言葉も最後に残していかれました。本当に私も上機嫌で帰りました。この場合意味なくはない。行ってよかった!
機会あればぜひ。