ねずみのまちの音楽隊

安城市鍼灸マッサージたかはし 鍼灸施術&子育て&ランニング について書いています

専業主婦からの開業5 やめない

 

前回書いた内容とは別で、もう一つ決めていることがあります。

治療院を止めない 鍼灸師の仕事を止めない

開業したばかりの頃、患者さんは誰も来ません。

携帯も全然鳴らなくて、壊れているんじゃないかと家の電話からかけたことも何度か。そんな日が続くと「自分は世の中に必要とされていない」という気持ちでいっぱいになります。焦りもあるし絶望感、悲しさ。だからといって何をすればいいのか。ブツブツ言いながら試行錯誤していました。

そんな状態のときに決めたことなので、「続ける」という前向きな言い方ではなく「止めない」という表現になったんだと思います。

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安城という土地は、夫も私も地元ではなくなんの縁もない所。伝手とか知り合いとか友人もいなかったため、まずは知り合いを作ろうとママ起業の集まりにもいきました。(もうちょっとチラシとか看板とか宣伝しても良かったのかも・・。)

お灸講座を始めたりして少しずつ前へ進んでいましたが、それでもまだまだ。

ママ起業の経験談や情報を聞けたというのもありましたが、「毎日お客さんいるの?」そんな会話があるくらい自分と同じ悩みをもつ人がいるという安心感もありました。いつも自分一人で過ごしているので、集まって他の方と話すことで気分転換になり気持ちが晴れました。

ただ、いつまでも同じ悩みを言い続けていても前に進めないということ、同じ悩みの人がいる安心感で終わっていては何も変わらないため数回で参加は終えました。

ママ起業で多くの方と知り合い、今でもお付き合いさせてもらってる方もいます。皆さんコツコツと勉強をし続けてスゴイことになっているようです。あやかりたい。

そして整動鍼。技術はもちろん、ほかにも多くのことで助けてもらいました。多すぎるのでまた別で書きます。

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私は夫の転勤に伴い専業主婦の期間も数年ありました。その時には社会との繋がりが無くなってしまうという焦りもなく、○○ちゃんのママとばかり呼ばれて自分の名前がない、存在がなくなってしまう悲しさ、というのもありませんでした。むしろ子どもが授かれたことがずっと嬉しくて、○○ちゃんのママという呼ばれ方は好きでした。

そのまま過ごすか、どこかに勤めにいったりしていれば「誰からも必要とされていない」なんて思うことはたぶん無かった。自分から好きで開業したとたん「必要とされていない」辛さで押し潰されそうに。

何度も凹むとか腐るとかもしながらも、呪文のように「止めない止めない」と唱え続けて8年くらい経ちました。心の支えの言葉かもしれない。

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何に関しても長く続けることができないタイプ。そのため最近では、どうせ続かないし・・と新しく始めることが減ってきた気がします。

そんな私ですが鍼灸の仕事とランニングだけは止めません、と決めていますので来年からもよろしくお願いいたします。

皆様良いお年をお迎えください。

 

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