開業した当初~2年程は往診のみという形でやっていました。
しばらくこのスタイルで続けるつもりでしたが、「行く方がいい」と言われたこともあり自宅の一室でも施術をするようになりました。
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家を建てたのは10年前。
建てる時は、いつか開業するかもしれないから、リビングを通らずに行ける部屋とトイレを一応作っておこうというくらいの気持ちでした。なにせ未満児と幼稚園児、毎日が必死で仕事をするなんてしばらく考えられなかったので。
それが建てて2年ちょっとで開業。わからないものですね。
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土地探しではとにかく静かな場所を優先しました。
それまで住んでいたアパートが車がそれなりに通る道沿いにあり、その音が辛くて早めに土地を探すことにしたためです。
開業を見据えて土地を探したわけではないので、狭い狭い道沿いになりました。
セットバックが必要な土地です。一方通行ではないですがすれ違えません。(よける場所はあちこちにあります。)↓↓こんな道。
→→わざわざ通る人がいない。通りすがりに治療院を知ってもらえることはほぼ無い。
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一度テナントに入ることを考えました。
来院される方のことを考えると見つけにくく、通りにくい道は不便です。初回の方から場所が分からないと電話がかかってくる率は相当なものでした。
もちろん大きな道沿いで多くの人に存在を知ってもらえるという宣伝での意味合いも魅力だし、憧れのようなものもありました。
予算を考え探してみましたが、今の場所から近いところではほぼゼロ。それに往診もしているので、テナントを借りるとすると、往診は○曜日のように固定する必要が生じるということ。諸々問題もありこのまま自宅で続けることになりました。
テナントに入ったら・・と考えて具体的に数字を出したり変更が必要なことなど挙げてみたことで、改めて自宅で続ける事のメリットに気づけました。それからはここで続けていくことに迷いはなくなりました。
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今ではネイルサロンやリラクゼーションサロンなどを自宅一室で開いている方も珍しくありません。都会ではビルの2階より上のフロアにある治療院も多いようです。
そんな現実に目を向けず、場所をちゃんとすればもう少しきちんと治療院としてやっていけるのではないかという気持ちもありました。自分が改善していくことから目を背け、他のなにかのせいにしたかったんですね。今思うと間違いだとわかります。
見つけにくい場所、通りにくい所なのにずっと来てくださっている方、初めて来ようと思って下さる方、とても感謝しています。
※片方の入り口は普通の広さ。順に細くなるので心配になって連絡くれる方も。
ここの電柱の袖看板が、2月には見やすい高さの巻看板に変わります。
※もう片方の入り口は記念碑で見えなくて通り過ぎてしまう人も多いです。(五叉路)