岡崎暮らしの学校さんでのお灸講座 5/6 回目
今回は花粉症・春にお悩みの症状に・春の養生法
というテーマです。
変わり(?)お灸は箱灸をご紹介しました。
ただ、ちゃんとした箱灸は1つしかないため、(一番左のやつ)
専門学校の先生に教えてもらった紙コップ灸を。
見事な整列具合。
拡大させていただきます。
今回はおへそ(神闕)を紹介して主にしています。
お腹がグルグルいいだした
終わった後もお腹が温かい
けっこう熱くなるのね
手軽でいいかも
もぐさが欲しくなる
など色々な感想をいただきました。
身近なもので簡単にできることも感じていただけたのでは。
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ピンポイントで「ツボ」へのお灸ももちろん
効果が高く期待できるものですが、
手のひらだったり、お腹や背中をあたためる
というのは本当に安心し心地が良いものです。
手のひらやお腹のあたりのツボの効能として
疲労回復や精神安定という言葉が多くあるのも頷けます。
さらに箱灸や棒灸など輻射熱で少し広い範囲を温め
心地がよくリラックスできる、ということで得られる
効果もあるのではないでしょうか?
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二日灸(ふつかきゅう・ふつかやいと)
旧暦の二月二日と八月二日にお灸をする習わしがあり、
この日にお灸をすると普段の倍の効き目があり、
無病息災でいられるということです。
縁起をかついだおまじない、のようですが
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に行う
健康のための行事ともいえるでしょう。
おススメのツボとしてはやはり元気の源をつくりだす
胃腸のケアのツボがおススメのようですが、
せっかくなのでご家族と一緒に
自分ではできない背中や腰へのお灸もいかがでしょうか?
今年の旧暦二月二日は2月28日にあたるそう。
お忘れなく!
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紙コップ灸のやり方
① 210mlの紙コップ。
底から1.8~2.0cmほどの部分を切り取る。
切り口雑。気になりません。
② 茶こし(65号)をはめる
③ はめたところ。
④ 厚紙(牛乳パックでもOK)で火の加減を調節します。
もぐさは、温灸用のもの’が熱感もあり適しています。
温灸用といっても質によりかなり熱量が異なりますが
ピンポン玉くらいの量が安心してできます。
注意:茶こしの部分と、紙コップの茶こしに近い部分も
熱くなりますので、↑↑この写真の方の様に
肌に近い部分(飲み口)の方を持ちましょう。
※参考
家にあった竹筒がちょうどよい大きさでした。
紙コップよりも安定感があり持ちやすいと思います。