ねずみのまちの音楽隊

安城市鍼灸マッサージたかはし 鍼灸施術&子育て&ランニング について書いています

腰椎椎間板ヘルニア(様)症状・患者さんになって素直に受け入れられた言葉

 

 続きです。

 人生に無駄なことはない、全てに意味があるという言葉を聞きますが

自分で意味を探しにいかないと無駄になります。

 

今回の件の意味はなんだろう?この経験で何を得られたのかなと思うと、もちろん自分で鍼をしたり、治療をうけて良くなるまでの経過を事細かに確認できたのは良かったです。初めてのしびれも経験し、少しずつ取れていく様子を観察できました。

 

harikyu-takahashi.hatenablog.com

 

鍼をすると直後の変化もあるし、その後2、3日間の変化も大きい。私の今回の症状は何もしなくても自然治癒という可能性もあったのかもしれませんが、鍼をするたびにビュンっと治癒までの期間が短くなった印象があります。

鍼をする→ 動(歩)きやすくなる→ 動(歩)き回る

→ 力をいれやすくなる しびれが減る

 

 

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最後に残っていた硬く感じた部分。

 

治療院と勉強会で診てもらったところ腰の辺りがとても硬くなっていたようです。

鍼をしてもらった後、足の硬さがとれてとても歩きやすくなりました。でも今までかばって歩いていた癖がついているから、足は快適なのに上手く歩けないという感覚も味わいました。

数か月前から兆候(中腰でのお尻の痛み)がでていたのをほおっておいたのはダメですね。手の甲と脛の鍼で痛みは軽くなっていましたが、背中~腰~足の状態を見てもらっていた方がよかったと思います。

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一番は患者さんの気持ちがわかったこと。

 

★焦る

頭ではわかっている。焦っても症状は変わらないし、焦って無理するのは良くないこともわかっている。

でも「焦らずに」という言葉をかけてもらっても、頭の上を通り過ぎていく。いつ良くなるのか?という思いばかり。

 

★探す

朝起きたときから今日の調子はどうかと考える。

今どこが痛むのか、どの動きは大丈夫でどんな時に辛いのか。歩くのはOK、階段は辛い、昨日に比べると良くなっているかも…仕事の時以外はずっと考えていた。

傍から見たら細かすぎるんじゃないか、症状の事ばかり考えすぎじゃないか、自分から痛いところを探しにいって増やしているんじゃないかと思われるくらい、ずっとそれで頭がいっぱいだった。

不安で探さずにはいられない。

ここでふざけているわけではないけれど、煩悩というか妄想?というかふと考えるようなことも全く無くなっていたことにも気づく。

 

★話す

毎日、一日中症状のことで頭がいっぱいなので変化にも敏感。今日はここの調子は良いけど、ここがおかしい。その変化を話したい。聞いてもらいたい。どうしてもらいたいわけじゃないけど話したい。

 (鍼治療の経過で症状の変化もある。私はその変化が悪いことではないと知ってはいるけれど、不安になる人もいるだろうと思う。)

 

 予想以上に不安で、早く良くなりたいという気持ちでいっぱいだった。

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★素直に受け入れられた言葉

「○○したいけど怖い」という私の言葉に対して、不安があることの気持ちと行動について、経験から説明してくれたこと。今の自分の行動に納得がいった。

 

「○○したい」という希望に対して、「先ずは△△できるようになってから」という具体的な言葉。スモールゴールがあることで、やみくもに焦り不安になることから解放された気分。スモールゴールに意識がいく。

 

★今回は言われていないけど、これを教えてもらえると安心すると思う

 同じ症状のかたもいますよ、という言葉もちょっとほっとする。

さらに同じ症状の方がこんな経過をたどって改善にむかっていった、などという経験からの説明も聞けたら嬉しい。

 

 ★今回は言われてないけど、素直に聞けそうになかった言葉

焦らずに・・はさっき書いたけれど、気をまぎらわしたり、気分転換という気持ちの問題系の言葉も頭の上を素通りしていく。ぼやかすのは良くない。

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鍼灸師として★

医療に携わる人ならきっとみんな、患者さんの不安や辛い気持ちを理解しようとしていると思う。寄り添いたい。

そしてその不安や辛い気持ちを減らしたい。鍼灸師の姿勢と説明と、鍼施術を受けて体が変化していることをしっかりと感じてもらうこと。変化していることを分かってもらうことがとても大事。変化がわかると安心もするし自信にもなる。

当たり前なことのようですが、これを実感できました。

 

 

強い痛みの最中なのか、私のように改善にむかっている時期なのか、同じ症状で長い期間苦しめられているのか、その時の状態によって求めることの違いもあるでしょう。

患者さんの性格や考え方の違いももちろん。一つの参考に。

 

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2週間と3日目。リハビリラン。3日前は走れなかったのに、急にしびれもとれてきて走れるようになりました。

 

結局病院へ入っていません。

痛みが出た日は痛すぎて病院へも行けなかったというのもありますが、両下肢の麻痺や排尿障害は無く、すぐに手術すすめられるタイプではないと予想したためです。

1~2ヶ月痛み止めなど保存療法で様子をみて、そのうちに自然に痛みが治まっていくことがほとんどということで、自分がそのタイプにあてはまりそうだったという理由があります。

私は一日で痛みが治まり病院へ行かずに症状も改善してきていますが、もし似たような症状が起きて痛みが長引いたり、排尿障害、麻痺や筋力低下の判断がつかないなどの場合は病院で一度診てもらうことも大切です。

 

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